目標を大幅クリアすればいいわけでもないし、起業すればよいわけでもないゲームなのです…

開催情報

ファシリテーター THINGi開発ファシリテーター 石原佳史子(えんまり)
開催日 2020年7月20日
開催場所 ベンチャーデスク銀座

ファシリテーター日記

THINGiを使ったボードゲーム教室、パーソナルワークスタイルデザイン教室を開催しました。

今回のご参加は、おひとりご都合がつかなくなり、3名。

おひとりは2回目の参加のNさん。

ライフプランナーとしてお仕事する傍、ゲーム制作やゲーム会も開いていらっしゃる、多才な方です。

私もNさんの作られたゲームもプレイさせてもらったのですが、伝えたいことが明確に伝わる内容で、とても面白く、あっという間に時間が経っていました!

Nさんの感想をご紹介します。

 Nさん 

何でもチャレンジしてみるところが自分らしいと思う一方で、ネガティブなイベントを回避する能力は足りないと感じました。

イベントにあるちょっとした日常からビジネスの気付きがあるというのを感じ、日々何気なくしている事にフォーカスするのも大事だと思いました。

今から事業を始めようとしている人、副業をやりたいと感じている人に役立つと思います。

この感想以外にも、Nさんからは「このゲームでは一見起業を促進しているのかと思っていたけれど、実際は会社員としての働き方が良い人は会社員として、フリーランスがいい人はフリーランスとしての働き方を選んでいい、起業しないといけないという先入観にも気づけた。」とも言っていただけました。

そうなんです、働き方について考えるきっかけを提供したいのであって、すべての人に画一的に起業をお勧めしているゲームではないんですよね。

現にファシリテーターとして活動してくれているメンバーには、会社員の方、フリーランスの方もいらっしゃるので!

そのNさんからのお声かけで、お二人ご参加。

おひとりはお仕事仲間であり、ボードゲーム制作仲間でもあるTさん。

 Tさん ビジネススキルを細分化されていて分かりやすかった。 クエストカード(思考ワークのカード)が多く集まってきたことを踏まえ、もっとイベント(行動)の量を増やそうと感じた。 ビジネス全体像を知りたい人に紹介したい。

Tさんは製作側としての意見もたくさんくださいました。

また、感想にも書いてくださっている通り、ご自身のウィークポイントだと感じていたことが、そのままゲームでも出てきたとのこと。

選択を繰り返すゲームなので、そういうところも出てくるのですよね…。

最後に、Nさんとは趣味仲間の千尋さん。

 千尋さん 

今日はありがとうございました!

自分の思考の偏りに気が付くことができました。(ワーク:目標のために必要なことを過不足なく…)

今は現場で働いており、ビジネスの全体像がどういうものか知らなかったので、ビジネスに必要な力を知ることができました。

今後、副業か転職を考える時に役立ちそうです。

働き方を模索している人に紹介したい!

千尋さんはなんと、目標達成率350%!

でも、目標達成率は高ければ高いほど良いわけではありません。

そこから見えてくるのは、目標をいかに意識できているのかどうか。

千尋さんの場合、ゲームだから色々挑戦してくれたのも本当なのですが、もしこれが現実であれば、目標が叶っていても、それを通り過ぎて頑張ってしまう事になります。

新しい目標に向かって改めて挑戦したり、経験を増やすために行動するのであれば良いことだと思いますが、そうでなければ自分を見失うことになる場合も。

もしくは、単に目標が低すぎた…ということも考えられます。

千尋さんの場合は、途中のクエストで新たな目標が明らかになり、それが今回の目標と少し方向にズレがある可能性も秘めたものだったので、改めて方向性を考えていただく機会にもなったのではないでしょうか?

どんなフェーズにいても学びが得られるのがTHINGiの特徴のひとつであり、画一的な考えを提供するのではなく、気付きや発見を提供するというテーマに沿ったところ。

何度しても楽しめるゲームです♪